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僕の頭の中にある世界

僕の頭の中にある”疑問”の世界を書くブログ
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04.27.04:00

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08.04.21:00

本能寺の変の真実② -安土・桃山の茶人の正体-

本能寺の変の直前、本能寺では”茶会”が行われており、信長はその席で多くの”名器”を客人に披露していたようです。この茶会に出席したのは、”関白”近衛前久をはじめとする多くの公卿、それから博多の商人で茶人でもある島井宗室とその弟子である神谷宗湛とのこと。しかし、井上慶雪著「本能寺の変・秀吉の陰謀」には、本来この茶会に招かれていたのは宗室と宗湛の2名で、近衛前久ら公卿は、どうやら茶会の事を聞き付けて後から押しかけてきた、と書かれています。理由は、信長の保有する”銘茶器”見たさのためとか。当時は、”銘茶器”を保有することが”天下”を左右するといわれていました。そして、これらの”茶器”を集めるには多くの茶人との交流が必要不可欠でした。

信長は、天下を治めるために莫大な”資金”を必要としていました。そこで、信長は堺の豪商・今井宗久をはじめとする多くの”商人”から融資を受け、それを”軍資金”にあてることで強大な”権力”を手に入れることができました。しかし、こうした商人たちを手名づけるには、”軍事力”で脅すだけにはいかず、”文化面”でのつながりが必要でした。そのもっとも手っ取り早い方法が”茶道”だったのです。宗久をはじめとする多くの商人は、”茶人”としての顔も持ち、その中には後に秀吉の”茶頭”となる千利休(当時宗易)もいました。当時の他の武将(武田信玄、毛利元就等)は”金山”、ないし”銀山”を重要視していましたが、信長はそれよりも商人からの”融資”を受けることの方が効率が良いことを早いうちから理解していたようですね。また、商人たちも信長程の”猛者”が味方に付けばまさに”鬼に金棒”ですからね。

しかし、信長は次第に慢心になり、周囲の制止振り切ってまでも石山本願寺や高野山等”仏教寺院”を攻撃し、これまで存在しなかった6層7階の”天守(天主)”を要した”安土城”を建造し、その中に何と信長自身を祀る”総見寺”を建立、また、朝廷から賜った”右大臣”の官位をすぐに辞退し、”征夷大将軍”の話も辞退し、そして、時の天皇・正親町帝に対して”譲位”を勧めるなどしたことから「帝(天皇)の座を狙っているのでは?」という噂まで立つようになりました。更に、”極めつけ”は、御所の前で”馬揃えの儀式(一種の軍事パレード)”を行ったことです。これは、すなわち信長が”武力”によって”朝廷”を威嚇したことを意味するのです。こういった経緯から、上記の商人/茶人の心が次第に信長から離れっていったのは間違いないでしょう。そこで、井上氏が著書に記したように、信長を京におびき出し”茶会”をプロデュースした、という事ではないでしょうか。しかし、単なる”商人”ないし”茶人”ごときに信長程の武将を”暗殺”することなど可能なのだろうか? 実は、これらの”商人/茶人”は、単なる”商人/茶人”ではない可能性があるのです。彼らの”正体”は、おそらく”古代殖産豪族”秦氏の末裔ではないでしょうか。

”秦氏”という一族はいかなる一族か?というと、一般的には”渡来系殖産豪族”であるといわれ、朝鮮半島から渡来した一族で、主に”養蚕業”、”機織業”を日本に広めた一族だ、といわれており、そこから数多くの”商人”や”技術者”、更には”文化人”が派生したといわれています。しかし、これはあくまでも秦氏の”表向き”の姿であって、彼らの”真の姿”というのは、”サイキックエンターティナー”にして”漫画家”である飛鳥昭雄氏の著書の中では、秦氏は”イスラエル”から”シルクロード”を通って朝鮮半島で現在の”天皇家”につながる”騎馬民族・扶余族(正体は”北朝イスラエル10支族としている)”と合流し、日本へ渡来した”原始キリスト教徒(イエス12使徒)”の末裔である、と記しています。そして、彼らは今でも天皇家を陰で支えていると記しています。また、その後の”神道”および”仏教”を担っているのも秦氏であるとしています。このことが、”信長暗殺”の動機になったのは間違いないでしょう。

では、この計画に、光秀、秀吉、そして家康がどのように関わっていったのかを次章で検証していきたいと思います。
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